更新日:2010年10月12日

 JAグループ北海道は、コンサドーレ札幌のオフィシャルパートナーであり、食育を柱として相互協力協定を締結しています。コンサドーレ札幌を運営している北海道フットボールクラブとJAグループ北海道がともに、食と農の理解促進を図るために、全道各地域にコンサドーレ札幌の選手が出向き「みんなのよい食JA親善大使」となり、「よい食」とは何かを考える活動を行っています。道東では中標津町運動公園(標津郡中標津町緑ヶ丘6番地3)を会場に開催されました。

 今回の活動は、平成22年度中2回目となる「みんなのよい食JA親善大使」事業であり、1回目は6月20日に全道各地で企画されていましたが、口蹄疫の侵入防止の観点から当地での開催を見合わせていたもの。
 10月3日には、道南、札幌、空知、留萌・宗谷、十勝、北見、釧路・根室地区の全道7箇所でいっせいに行われました。中標津町へ訪れたJA親善大使はDF藤山竜仁選手(背番号3)、MF岡本賢明選手(背番号17)の2人。
 企画の内容は、(1)みんなのよい食お弁当教室と題して、サッカー教室に参加する子どもたちに、地元食材(町村、および北海道産)を活用したお弁当を作って持参してもらい、使用した食材やお弁当作り等で感じたことをメモしてもらい発表すること。運動後、参加者全員で自分たちが作ってきたお弁当を食べる。(2)クイズや体験による農業やJAの理解促進を図るとして、地域農業を理解する簡単なクイズや精米などの加工食品体験、Aコープ店での1日店長などを実施して、食と農と命の大切さなどを学ぶこと。(3)みんなのよい食JA親善大使によるトークショーとして、親善大使サッカー選手の食に対する思い、食事の大切さとそれを生産する農家への感謝の心、農業のことなどを参加児童に伝えてもらう。(4)サッカー教室の開催として、JA親善大使が指導しプロのサッカー技術を教えることとなっています。
 
根室地区サッカー協会がコンサドーレ札幌との窓口、道中央会がJA側との窓口となり実施されました。急遽、企画内容の(2)農業やJAの理解を図ること−という部分の実施をJA中標津青年部で受けることとなり、1時間枠での理解促進は難しい。ということで地区青協から模擬牛を借用して模擬乳搾体験をしてもらうことにしました。根室管内全域のサッカー少年を想定していましたが、中標津サッカー協会のサッカー少年団の中から参加者を募っての実施となりました。そして、農業理解枠も20分に短縮となりました。
 中標津町内のサッカー少年とその両親による、よい食お弁当では、「中標津産や地域産の食材が結構あることに気づくよい機会となった」などのお弁当作りの感想が寄せられ、一方では、「家族でのお弁当作りが参加の必須条件になっているため、親が参加したくないという家庭もあった」と聞かれ、難しい世の中になっていることを再認識しました。
 参加した児童の中には搾乳をしたことがある子も若干いましたが、ほとんどみんなが始めての経験。本物の牛なら、もっと色々な発見があったかもしれません。子供に続いて両選手も搾乳体験しました。
 サッカー教室では、小亀卓也コーチの指導で、中標津サッカー少年団の高学年生が選手と一緒に学びました。集中力・運動能力を高めるために2人組となり互いの指を1本軽く握り、コーチがかける号令でぎゅっと強く握って、相手を逃がさないようにする。一方の指は逃げる動作を行ってつかまれないようにする練習。実際にボールを蹴るときにも、試合の中で蹴っていることをイメージしながら行うこと。両選手も参加者に混じりながら一緒に動きプレイして、楽しみながら充実した汗を流していました。

 トークショーでは、両選手ともに九州男児として、小柄ながらも大柄なほかの選手と試合でせめぎ合うために食べるものの重要性を子供たちに教え、「練習を続けて、あきらめなければ必ずプロ選手になれるとういうのがサッカー選手だと思う。それには運も必要で、運を高めるには普段から、よい行いをすることの積み重ねが大事だよ。」などと伝えました。
 本来なら、みんなが家族と作ったお弁当の中で、よいものを選んで、プレゼントを渡す企画がありましたが、どのお弁当も家族でしっかり作ってあるので、両選手による抽選が行われることになりました。早速、さっきの話の「運」が試され、選手からのサプライズプレゼントとして、当日使用したシューズが両選手からサインつきで各1名に手渡され、当った子供たちは、一生の宝物になったと思います。
 みんなで輪になって、運動後にお弁当を食べて、サイン会を最後に事業が終了しました。



 農協組合長杯ゲートボール大会が9月10日(金)午前8時30分より中標津シルバースポーツセンターで開催されました。
 熟年会と中標津ゲートボール協会の会員が参加し14組・75名が集まりました。

 開会式では上村副組合長、佐々木中標津ゲートボール協会会長の挨拶を頂き、開会式後2面のコートに別れ競技会が開始されました。
 日差しが強く暑い日でしたが、屋内はひんやりと涼しく過ごしやすい中で、9時に競技が開始され、対戦チーム同士主将を中心に白熱した競技が続けられ午後3時全競技を終えました。
 各チーム3回戦を戦い勝敗・得失点を競った結果、3戦全勝、得失点差+27の舟橋喜代チームが昨年に引き続き第1位となりました。第2位は3戦全勝、得失点差+8の遠藤忠義チーム、第3位には2勝1敗・得失点差+10の太田俊昌チームが入賞しました。
 参加各チームとも最後まで熱戦を繰り広げ、親睦を深めると共に楽しい1日を過ごすことが出来ました。



農協有バスに農業PR広告

 イベントPRがなかなかできなかった上半期、そんな時にでも中標津を農業をPRできることはないか?ということで青年部で企画を考え、農協有バスにラッピングを施して、走る広告媒体にしようという取り組みが、承認され実現しました。
 普段は、駐車場の片隅にひっそりとしていることの多くなった農協有バスですが、前後左右にシールで農業、農協PRの標語をかかげ、視覚に訴えます。
 農協有バスは平成6年度に新車で導入されて、16年目となり、経年劣化などで塗装も一部はがれ、錆びもうくようになってきました。
 農協有バスの行く末にいついて話にのぼることもあるため、この企画について実施の可能性がなくなることが考えられ、また、実際に使用する組合員さんから、「そんな広告バスになら乗れない」と言われないようなものにする必要がありました。
 前面は子供たちが見てかわいいと思ってもらえるように牛の絵柄、まいにちまいにちあしたのためにというホクレン、ミルクランド北海道の標語も入れました。
 側面は乳製品のPR、もう側面は畑作野菜のPR。生産者の努力と取り組みを表現しています。後ろは先月号でも紹介したフードアクションニッポンのロゴマークと取り組み標語
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子供たちの子供たちも
その、ずーっと先の子供たちも食べていけますように。
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を使い、JA中標津公式WEBの携帯版にアクセスするQRコードも入れました。
 組合員の皆さんがバスで全道各地へ出かけるとそれだけでJA中標津のPRにつながります。なるべくバスの既存の図柄を変えずに行うことを決め、バスの全てをラッピングする方法ではなく、シールを貼って引き立てて行こうという方法を取りました。
 この方法なら、空いている場所にPRアイテムを追加していくことが可能です。
 すでに「案外まとまっている」や「もっとハデハデにすればよかったのに」など多くのご意見をいただいておりますが、皆さんのご感想は!?



中標津町農業協同組合
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