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新年明けましておめでとうございます(代表理事組合長)

代表理事組合長 髙橋勝義
 

2023年元旦を迎え、ご家族揃って気持ちを新たに一年の事なきを得る事をお祈りしている事とご推察申し上げます。新型コロナウイルスが発生して4年目を迎えました。だれも長期に渡ると想像していたでしょうか。重症化しないと言いつつ感染者数はいまだ多くあります。
そこに昨年2月にロシアが隣国へ侵攻した行動は異常であり、以来、破壊、言い分は受け入れるべきではありません。この行為によるエネルギー、食糧等々で世界の混乱を招き、いまだ日本も資源のない国として影響が多くあり、対策を国に望む次第です。
さて、年末に地区別懇談会等でもご説明いたしましたが、年内で対応できたもの、今年3月までのもので何点か報告いたします。
肥料については満足とはいきませんが、必要量の確保、値上げ分の対策が実施されています。飼料対策では安定制度部分で追加積立て実施、過去の不足分の26ヶ月以上経産牛1頭当たり7,200円の交付金が決定し、総額1億780万円を11月末に払い済みで、安定基金への積立金も実施予定です。一方、道としても緊急対策を年内対応とし経産牛1頭当たり6,800円の助成が決まりました。総額約10,154万円程度が年明けの対応となり、肥料値上げ1t当たり3,125円、農協としても総額1万円都府県と同様になるよう2,800円×14,974頭=41,927,200円決定し、また、畑作肥料対策として作目ごとに総額200万円程度、畜産組合員20戸一律5万円の100万円とし、総額約4,500万円規模の期中助成を年内へ決定し、応援してまいります。
また、町からも特別対策をとりたいと町長、部長が考えを持って下さいました。経産牛1頭当たり5,400円総額8,085万9,600円の年内支給判断を持っております。
今後も飼料対策、肥料対策等が出てくる予定もあり、お知らせしてまいります。こうして大変な酪農家に対し、国、道、町、農協で過去にない支援をいたします。みんなで乗り切らなければなりません。ご理解、ご協力をいただき、行動に期待いたしたく願っております。
日本も観光ビジネス含め緩和を進めていることから、国民が行動を始め、中国以外の大勢の方々が来日しております。間もなく中国もコロナ対応に緩和の動きがあり、日本へ向かってきてくれることでしょう。物が動き消費もピークを迎えると光が見えてくると期待しています。
生産者にとり1年間は天候の影響を受け、収量、牧草の刈り遅れ、牛の病気ではサルモネラが例年以上に多く、農協も消毒対応で苦労しました。事業では乳製品工場の頑張りがあります。前年より120%以上の結果をつくり、力になろうと努力いただき知り合いから、組合員からの紹介により取引が増え、今までの取引先からもより多くの注文をいただいており、この冬休みの牛乳提供等、積極的な動きをしております。
Aコープ中標津店あるるも計画以上に数字をつくり、乳製品へは今まで以上の企画を進めてもらっており、年末年始組合員の皆さまにも是非ご利用をお願い申し上げます。
資材課も、飼料、資材の動き、配達等、積極的に庭先を回り、定期購入を勧め、少しでも安く供給できるよう努力してまいります。これからスタッフで生産者の期待に応えるよう進めるのでお声かけいただき、要望等もお寄せいただければと願っております。
取り組んでいる事を新年度も継続し、生産者とともに消費の状況、生産、在庫の動き、情報を報告し、先の見通しを探っています。私は思います。国民の胃袋は北海道の生産、加工があってからこそであります。安い高いと大騒ぎしている場合でしょうか。我々が力を失うとエネルギー問題どころではありません。こんな時、国民のみなさん一緒に考えてみませんか?農業の世界も若者が少なくなり、60代中心です。こういったことがあると更に先に若者が他の産業へ動き、地方の力が失われていきます。農業は作る人を守る、食糧を確保する。いま一度みんなで考えてみませんか?何十年かけて今です。世代から新世代へバトンタッチし、土地、家畜を守る大きな使命があります。日本は日本人で守っていく当たり前の事を皆で支える。仲間で向かっていきましょう。
2023年のスタートです。多くの課題はありますが、必ず乗り越え、コロナ以前の勢いを取り戻し、健康に十分気を付け、家族揃って一歩踏み出しましょう。
農協も各事業、計画以上を期待し新事務所建設委員会を立ち上げ、場所、建設費、時期等、一年かけ検討してまいります。
役員改選の年でもあり、各地区で進めてもらっております。当農協はこれからも地域の中で利用してもらえる環境作りを進め、評価されるよう努力してまいりますので、ご指導、ご鞭撻を役職員へいただければ幸いであります。
新年に期待し、春を待ちましょう。

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