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令和7年度 役員道外視察研修

10月24日㈮~28日㈫4泊5日の行程で役員研修に行って参りました。

10月25日㈯~26日㈰に行われた第16回全日本ホルスタイン共進会へ出品者の応援と会場を視察しました。JA中標津からは、久保 剛さん・中川 将さん・㈱EARTH EASTさんの3名が出品され、日々の改良・飼養管理の成果を全国の舞台で発揮されました。
私自身、全日本ホルスタイン共進会は初めてで、全国各地から集まった関係者の多さと、全国各地域で予選を勝ち抜いたホルスタインの美しさに圧倒されるばかりでした。会場内では、酪農関係の企業や団体の展示ブースや多くのキッチンカーも長蛇の列で、10年振りの開催に大変盛り上がっていました。共進会の応援後、研修先の宮城県へ向かいました。
東日本大震災の記憶と教訓を後世に伝える気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪れました。伝承館は、被災した旧向洋高校校舎を利用した施設で、実際に津波で破壊された校舎内を見学することができます。津波の威力・被害が生々しく伝わり、どこから流されてきたのかわからない物がたくさん散らばり、震災当時のまま保存されています。
特に印象に残っているのは3階の教室内で、自動車がひっくり返っているという衝撃的な光景とその周囲にある教科書、ロッカーや作業着……いかに日常生活の中、突然被災したのか思い起こされました。4階に上がると、教室にはたくさんの断熱材が散らばっており、近くの冷凍工場が津波で丸ごと流され、校舎にぶつかった衝撃で教室内に入ってきた物で、津波の高さ・威力の凄まじさを物語っています。屋上からは、周囲の地形を見渡すことができ、海抜は0メートルとのことで海まで広大な平地が続いていました。
杉ノ下地区の高台では、当時避難所に指定されていた場所にもかかわらず、多数の方が津波の犠牲になっており、語り部の方にお話しいただいた「人間に自然災害を正確に予測することは不可能なことだ」という言葉は重く心に残っています。校舎の外に出ると、渡り廊下に大量の瓦礫と5台の自動車が折り重なっていました。建物と建物の間で渦潮が発生したためで、このような渦潮発生の跡が残っているのは、かなり珍しいとのことでした。
最後に伺った講話室では、被災した家族の絆や想い、震災の10日後に行われた階上中学校卒業式の映像を見せていただきました。卒業生代表の答辞に「命の重さを知るには大きすぎる代償でした。しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です。」胸にこみ上げてくるものがあり、一部を記載させていただきます。伝承館は、この建物で亡くなった方がいなかったこともあり、被災した記録を「継承」する為の施設として遺す事になったそうです。
JA新みやぎファーマーズマーケット元気くん市場仙台南店を視察させていただきました。店内は、生産者の顔が見える直売所コーナー、売り場面積60坪を見渡せる商品陳列、お米売場には精米機があり、当日精米したお米が販売されています。駐車場は90台、午前10時の開店を待ち店外に列ができていました。
研修期間中は、あいにくの雨模様で傘を持ち歩く事となりましたが、日本三景の松島、世界遺産中尊寺、定義如来西方寺、巳年に金蛇水神社を参拝させていただきました。
最後になりますが、自然災害を正確に予測する事は不可能だとしても、可能な限り被害を最小限に留める備えを万全にし、またその思いを継承していく事が非常に大切で、学び多き役員研修となりました。

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