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第65回 通常総会 組合長開会挨拶の要旨〈一部抜粋〉

by JA中標津

 平成23年度を振り返りますと、何と言っても東日本大震災と原発事故からの復旧・復興を目指す1年だったかと思います。
 しかし、今現在でも被災地復興の足取りは鈍い状況であり、政権交代や、ねじれ国会の影響があったとはいえ、政治的には大震災に即応する能力と意識に欠けていたように思います。与野党の垣根を超え、早期の復旧・復興へ真剣に取り組んでいただくよう願うばかりでございます。私共も被災地に対して必要に応じて支援できるところはしていきたいと思います。
 なお、当地域に震災が発生した場合の対応として、昨年の総会でご承認いただき創設いたしました農業生産維持積立金に基づき、発電機による生産施設への電気の供給や水汲み場所の確保等、災害が発生しても生産活動を維持するための具体的な対策を皆さまに提案し、実行する年度と考えております。
 また、TPP問題でありますが。野田首相は4月末の日米首脳会談においての参加表明は見送ったものの、依然として参加に前向きな動きが見られます。政府はまず国内農業を守る枠組みを国民に説明すべきであり、食料を軽視した場当たり的な貿易自由化は、食料自給率の目標達成に逆行するものであり、拙速な参加判断はとうてい許されるものではなく、断固反対すべきものであります。
 さて、本組合の動きに触れてまいります。春先は不順な天候でありましたが、6月以降は好天に恵まれ、総体的に概ね良好な生産実績となりました。酪農においては平成22年度の猛暑の影響による牛のダメージや分娩のズレもありご苦労されたかと思いますが、全道実績が前年比99.9%であるなか、当組合は102.4%という全道の中でも極めて高い伸びを示し、さらに全道トップレベルの乳質を維持しながら生産されたことは組合員皆さまのたゆまざる努力の成果であり、敬意を表するとともに、皆さまと一緒に胸を張りたい思いでございます。
 一方、畑作については、ブロッコリー、大根等で8月末までは収量や品質の低下、各産地の出荷が重なり厳しい状況ではありましたが、9月以降は高値で取り引きされ、馬鈴しょ、てん菜においても生産量を確保することができ、畑作全体では一定の収入を得ることができました。
 しかしながら、酪農、畑作ともに経営という面から見ますと、燃料・肥料・飼料・生産資材価格等の高止まりから所得確保については厳しい年でありました。
 今後においても海外情勢が不安定なこともあり、生産資材価格等の高止まりについては避けられない状況も考えられます。皆さまには自分の経営を見て弱いところや改善すべきところがありましたら日々改善に努力していただき、それぞれの農場が力強く前進できるような体制を築いていただきたいと思いますし、当組合としてもお手伝いをさせていただきながら皆さまとともに中標津町の農業がしっかり前を向いて動けるような体制を構築していきたいと思っているところでございます。また、先日乳業メーカーとの乳価交渉において、2円31銭の値上がりが決定いたしました。酪農家の現状を理解した今回の前向きな交渉結果については高く評価いたします。皆様方には営農計画書において計画した目標乳量達成に向けて意欲的な生産に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
 組合の事業に目を向けますと、昨年9月に農協前給油所を閉所し、桜ヶ丘給油所をスプリット型にリニューアルオープンいたしました。工事期間中は農協前給油所のみの対応でご迷惑をおかけしましたが、オープン後は客数、供給量ともに順調に伸びております。燃料価格は国際情勢の影響を受けて不安定な状況ですが、農協ならではの特性を活かした魅力ある給油事業の展開を図って参ります。
 昨年より学校給食へ参入した乳製品工場につきましては震災の影響により標津町、標茶町への供給用パッケージの納品が遅れ、7月中旬までは中標津町のパッケージで対応し、2学期より本格対応となりましたが、年間をとおして見ますと、順調に供給することができました。24年度についても同様に学校給食対応をさせていただきます。
 肉牛センター事業におきましては、焼肉店による食中毒の発生や放射性物質残留問題により肉用牛価格が低迷し、厳しい状況ではありましたが、東京電力による損害賠償やマル緊等の補填により、わずかではありますがプラスで締めることができました。
 生活店舗「あるる」については供給量を減らしておりますが、競合店との競争激化のなか、来店客数は増加しており善戦をしております。デフレの影響もあり、お客さまの購入単価が下がっているという状況でございます。皆さまには今まで以上のご利用をお願い申し上げます。
 今期決算では、当期剰余金6,415万円を計上することができました。このことは組合員皆さまのたゆまざる生産意欲と農協事業へのご理解と結集、そして役職員の事業推進という、協同活動の成果でありここに深く感謝を申し上げます。
 平成24年度におきましても課題も多く、農協を取巻く環境は今以上に厳しいものが予想されますが、時代や環境の変化に柔軟に対応できるJAを目指し、皆さまが安心して経営できるよう最大限努めて参りたいと思いますので、特段のご理解をお願いいたしたいと思います。
  



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