JA中標津 Blog

<<   >>

年頭のご挨拶

by JA中標津

janaka_03.jpg
根室農業改良普及センター
北根室支所 支所長
吉 田   忠
 新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様におかれましては希望に満ちた新春を迎えられたことを心よりお慶び申し上げます。農業改良普及センターにおいても日頃より皆様のご理解とご協力を頂き、今年も無事に新たな年を迎えることができました。平成30年を振り返ると不安定な気象経過と9月に発生した北海道胆振東部地震、これに伴う大規模停電による生乳廃棄、乳房炎被害が上げられます。このような状況の中、ご家族、地域の方々のご尽力のもと無事に生産が回復し、新年を迎えたられたことに敬意を表します。
 さて、平成30年の気象経過、農業生産の状況を振り返りますと雪解けは早まり、農耕開始の5月は好天に恵まれ作業は順調に進みましたが、6月から7月上旬にかけての低温、長雨、日照不足により農作物の生育は遅れが響くと共に、8月に入っての不安定な気象経過となり、総じて各作物の生育には心労を費やす年となりました。
 作物別にみると馬鈴薯で澱粉収量が平年対比100%、てん菜は糖収量が平年対比104%となり、平年並みの収量が得られた状況です。大根においては販売額が過去最高でしたが、ブロッコリーでは様々な要因が重なり目標数量が未達となる年となりました。飼料作物の牧草では1番草の収量は平年並みでしたが、収穫時期が大幅に遅れたことで栄養価は低く、生乳生産や繁殖への影響を懸念するところです。2番草の収量と品質は平年並みで、適期収穫に向けご家族の皆様がご尽力頂けた成果が反映したことでしょう。サイレージ用とうもろこしについては不安定な気象経過から収量、栄養価とも平年を下回る結果となりました。
 生乳生産をみますと平成29年産粗飼料品質が安定した物であったことと、気温の高い日が続かなかったため、前年比約2%増の生乳出荷量を確保し、栄養価が不安定な平成30年産粗飼料給与が始まってからも皆さんの知恵により安定した生産となったことは、日頃からの苦労が評価されるところです。
 個体販売では廃用牛、初生雄子牛、交雑種とも一昨年に続き高値で推移してまいりましたが、増頭を計画した方や個体の入れ換えを進めたい方においては高値で苦慮したことと思います。
 社会情勢をみますと日欧経済連携協定(EPA)及び環太平洋連携協定(TPP11)の発効、さらに日米物品貿易協定(TAG)の交渉開始合意など農業を取り巻く環境は経験の無い変化に曝され、心中穏やかでないことをご察し致します。
 当地域では新たな生産振興策として農協を中心に広く地域が参加した株式会社RARA Farm中標津が6月から加わり、中標津酪農の活性化に一躍を担う組織が誕生したことは喜ばしいことです。組合員の皆様においても意識が高く、一戸あたり生乳出荷量は約3%増えており、生産者一人一人の努力の賜物であることは間違いありません。酪農を取り巻く国内経済環境も良く、安心して年を越されたことと存じます。この良い環境下のうちに生産技術の見直しと強化を個人に留まらず地域を含め考える機会でしょう。
 畑作においては排水対策や交換耕作、労働・機械体系の整備などを通じ、互いの生産力を高める取組も検討すべきところと思われます。
 また、耕種・畜種共通し、将来を担う人材の確保と育成、更に異業種との連携が益々重要となるでしょう。これらの課題に対し、私たち普及センターも微力ながら皆様のお役に立ちたいと考えております。
 結びになりますが皆様にとって良い一年となりますようお祈り申し上げると共に、本年が天候に恵まれ稔り多い一年となりますよう心からご祈念申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。

★JA中標津トップページ

★JA中標津2008年〜2010年までのブログ


<< >>
トップページ






RSS

Ringworld
RingBlog v3.22