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2016年を振り返って

by JA中標津

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 組合員、家族の皆さん、残すところ1ヶ月を切り、冬の季節を強く感じる日々となりました。
 年始めより、国内・国外にとっても大きな節目を迎える旨の話をしてきた所でありました。
 国外的にはまさかが続いております。一つは英国が国民投票によりEU離脱を決定し、今後のヨーロッパ経済全体の推移で動揺しており、もう一つはアメリカ大統領選であります。多くのマスコミはトランプ候補よりクリントン候補が勝利すると報道しておりましたが、結果は大逆転で圧勝トランプ氏でありました。アメリカ国民に何があったのでしょうか。今、各方面で分析調査が進んでおります。過激な発言で日本にとっても今後どのような影響が出てくるか心配であります。アメリカ第一主義を前面に出して今までのルールに乗った戦略から、トランプカラーが世界に与える不安はしばらく続くと思っております。
 国内的には、TPPの承認が十分な議論なしに衆議院を通り、参議院に移る段階になり我々に見えていない点を深めてと願っておりましたが、大臣の不適切な発言をめぐり、空転する等、残念であります。特にトランプ新大統領も反対、米議会も共和党中心に反対であり、可能性はかなり少ない中であり、どうあるべきか政治判断を望みたく、地元の先生含めて求めていきたいと考えております。
 また、指定団体制度の見直しも極端な理屈により、自由取引・競争を求めるため活性化するというような発想で、我々からすると的外れと思われることが一部の委員にあり、全体がその空気にのまれている展開であり、調整を誰がするのか。まさに制度を廃止し、組織を骨抜きにする乱暴な発言が多く、どこまで介入しようとしているのか、クミカン勘定でも改革を徹底的に進められている。果たしてきた役割、機能してきた事も含めて責任ある判断を願い、強く求めるものであります。
 さて、当農協の生産・販売についてです。
 年明け、風雪・低温に於いては極端なこともなく春を迎え、一斉に外作業に入り、5月に入って30℃を超える天候もあり、大きな期待をする時期もありましたが、6月に入ると一変し、曇天・雨・低温となり、畑作物・牧草も成長がとまり、回復を待った所でありますが、一番草の収穫時期がずれ、天候の状況をみながら作業に入りましたが、例年からみると8割程度の収量であり、二番草にかける準備をし、7月・8月と夏らしい季節も安定してくることがなく、焦りを感じて来て9月に収穫しましたが、期待ほどでなく、今後は粗飼料不足の生産者も出てくるかと見ております。
 一方、畑作に於いても言える事であります。大根・ブロッコリーは低温・多湿により、製品規格に合った収穫が十分でなく、選果場も苦労の連続でありました。
 結果として大根出荷量350,650ケース、前年比68%となり、販売額431,500千円、前年比72.7%で終了となりました。ブロッコリーの出荷量は13,956ケース、前年比32.4%、販売額51,896千円、前年比34.1%で終了となり、大きな打撃を受けて残念な数字となりました。澱原馬鈴薯は87,854俵、前年比55.6%、販売額103,680千円、前年比51.5%、生食・加工では出荷量647t、前年比55.3%、販売額60,000千円、前年比51.9%、更に種子馬鈴薯842t、前年比58.5%、販売額46,000千円、前年比57.8%、てん菜では2,973t、前年比41.4%、販売額32,869千円、前年比41.5%となり、トータルで販売額730,750千円、前年比59.2%の結果であり、過去の中でも不作の年といえます。
 天候の影響がすべてであり、消毒で圃場に入れない、水が引かない等の現場を見て、異常さを感じました。来年度に向けて、圃場の管理、肥培管理について準備する必要を生産者に願うところです。
 一方、酪農部門でありますが、今現在、累計101.5%であり、4月以降順調だった生産も9月より多雨・多湿により、乳房炎等の発生が多く、回復に苦労しており、酪農課・相談課を中心に対応している次第です。初生トク・肉・初妊牛等は高値で安定しており、経営面に寄与しており、乳量回復を待つ状態であります。粗飼料の量・質が29年に影響が出るのではないかと心配をしております。
 次に農協事業でありますが、各部門計画に向けて努力しており、3月末の成果に向けてより取り組んでおることを申し添えておきます。
 今総会で承認いただいた農業生産法人も名称「株式会社RARA Farm中標津」で登記を完了し、肉部門を農協より取得移行し、今は酪農部門の規模・施設設計等の申請作業を進めており、平成30年に向けて準備を急いでおります。
 触れてきましたように生産者にとって厳しい結果となりました。天候、乳牛、作物、常に努力が求められ、乗り切って新しい年を迎える農業に国・政治の中で議論を深めて、国民に食の安心・安全を提供できるよう願うところです。
 この時期は29年の営農計画策定を組合員にお願いして、精算と合わせ取り組みをしているところです。
 冬期間に入ります。準備は早めに、無理な作業は避け、病気・ケガに十分気をつけて春を待ちたい気持ちであります。
 色々あった一年でありましたが、何点かに絞って報告させていただきました。ご苦労様でした。終わります。

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