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年頭のご挨拶

by JA中標津

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根室農業改良普及センター
北根室支所 支所長
平 林 清 美
 新年明けましておめでとうございます。旧年中は農業改良普及センターの活動に対し、ご理解とご協力をいただきありがとうございました。また、組合員の皆様、ならびにご家族の皆様にとりまして、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
 昨年は1月中旬より毎週のように暴風雪に見舞われ、日常の管理作業への影響はもとより、集乳を始め、TMRや飼料の配送、診療や授精、ヘルパーの派遣などに支障を来たし、酪農経営にとって冬期間のサービスラインを確保することの重要性を痛感させられたスタートとなりました。また、4月以降も、気温や降水量、日照時間の変動が大きく、家畜や作物へのストレス増大、強風や集中豪雨による施設損壊、停電、ビートの葉の折損、ほ場の冠水や表土の流亡、サイレージ用とうもろこしの倒伏など多くの気象被害に直面しました。
 そのような状況の中で、牧草については、2番草で雨不足の影響を受けたものの年間の乾物収量の平年比が96%と、まずまずの収量が確保されました。サイレージ用とうもろこしでは、病害の発生が少なく、乾物収量で平年比108%、TDN収量で平年比109%と良好な実績が得られましたが、収穫直前の台風による倒伏の影響で、収穫ロスの発生とともに発酵品質の低下が懸念される状況となりました。
 耕種作物については、馬鈴しょ、てん菜で、総じて昨年に引き続き平年並以上の作柄となり、プロジェクト3年目となった小麦では、融雪時の停滞水による枯死や、春まき小麦のは種作業に遅れが見られたものの、赤かび病の的確な防除や収穫時の天候に恵まれたことにより、秋まき小麦では過去最高、春まき小麦でも前年度並みの粗原収量を得ることができました。また、ヒメダイコンバエの食害防除が進められたダイコンでは5億9千万円(前年比104%)、ブロッコリーでは1億5千2百万円(前年比135%)の販売実績となり、新たな防除体系の推進より大きな成果が得られました。安定生産に向けた耕種作物栽培のチャレンジによる、当地域の農業生産の多様性、可能性の更なる広がりに期待したいと思います。
 また、生乳生産では、冬期間の悪天候による廃棄は無く、前年実績を大きく上回り回復傾向にあります。少しでも多くの生乳を出荷しようとする生産者、JA職員他関係者の皆様の強い思い入れと意気込みを感じました。
 さて、日常的な課題に加え、TPPの大筋合意を受け、当地域の農業も大きな変化に直面しようとしています。課題や変化にうまく対処するためには応用力が必要とされますが、応用力を養うためには、しっかりとした「基本」の上に積み上げられた「経験」がものをいいます。先行きを見通しづらい昨今の状況ではありますが、自分なりの目標を持ち、目標を達成するために何に取り組むのか、取り組んだ結果どうなったのか、結果を踏まえさらにどうするのか、その繰り返しが「判断」を迫られる事態に応じる力量を高めることにつながると思います。
 中標津地域では、JAの講座開設による後継者の育成支援、地元産の生乳を使った乳製品加工販売、新たな耕種作物栽培への挑戦、TMRセンターによる哺育育成部門の運営開始など、地域農業の将来を見据えた様々な取組が展開されています。その中で、生産者の皆様、ならびに私共も含めた当地域の農業生産に関わる者全てが、それぞれの目標を持ち、今年一年、目標達成に向け邁進できますよう、そして個々の目標達成が、地域活性の大きな力の源となりますよう、農業改良普及センターも微力ながらお役に立ちたいと考えています。
 結びになりますが、本年もJA中標津にとりまして稔り多い一年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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