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年頭のご挨拶

by JA中標津

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根室農業改良普及センター
北根室支所
支所長 並 川 幹 広
 謹んで新年のお喜びを申し上げます。組合員の皆様におかれましては、輝かしい新年をご家族の皆様と伴に迎えられたことと存じ上げます。また、旧年中は農業改良普及センターの業務にご理解とご協力を賜り御礼申し上げます。
 さて、昨年の気象経過と農作物の作柄を振り返りますと、春先から低温傾向が続き、8月上旬までは特にサイレージ用とうもろこしにおいて、その生育遅れが心配されました。しかし、それ以降は極端な高温状態が10月まで続き、遅れていた作物の生育も全般的に回復しました。その結果、いずれの作物も平年並みの収量が確保されました。
 一方、生育後半に高温多湿の傾向が続いたためか、一昨年十勝にて発生し問題となった「とうもろこし根腐病」が北支所管内でも発生し、圃場によっては倒伏する被害も見られました。畑作・野菜においても、生育前半の低温傾向、後半の高温多湿条件によって、これまでにない品質の低下や病害虫の発生が見られました。市場価格や品質なども期待以下となり、例年に比べ実りの少ない作物もあったと報告を受けています。
 このような極端な気象経過や作物の新たな病気の発生は、やはり地球温暖化の影響の1つではないかと考えられるところです。そう言った点では、今後予想される温暖化傾向に対応すべき、さまざま技術的対策が必要に成ることが予測されます。普及センターとしても、このような点に着目し試験研究機関と連携し、後手と成らないよう技術的な対応策をタイムリーに提供しなければならないと強く思うところです。
 酪農を取り巻く状況に目を向けますと、国政、世界経済とエネルギー事情など様々な要因とも先行き不透明な情勢が続いています。また、これまでの根室酪農の生乳生産構造を大きくとらえると、一定程度の乳価に支えられ、コントラクターやTMRセンターなどによる組織的な仕組みを構築し、規模拡大を主体に発展してきた感があります。今後も酪農家戸数が減少する傾向にあり、規模拡大や組織化の大きな流れは変わらないと思われます。しかし、これからは経営内の効率化など、経営の内部充実も合わせて図ることが強く求められているのかと思います。また、地域全体をとらえた場合、10
年先を見据えこれからの農業のありようなども考え、新たな取り組みにもチャレンジしていく必要があるように考えます。
 中標津町農協にあっては、新たな作物として麦作の導入を図るべく、秋まき小麦の試験栽培が始まっています。地域の資源を最大限発揮できるような仕組みの1つとして大いに期待が持たれるところです。また、麦栽培によって地場産小麦粉の生産、これを使ったパンや麺の加工品としての利用など、地域の食文化がより豊かなものとなる足がかりとしても大きな期待が持たれるところです。
 普及センターも微力になりますが、地域関係機関の皆様と手を携えて、活動するとともに、今後の地域農業の発展のために少しでもお役に立てるよう職員一同決意するところです。結びになりますが、本年も皆様方がご健勝で稔り多い一年となりますことを心よりご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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